シングルシニアの恐怖
シニアに突入し1年目の博鶴〜☆です。 読書と映画が大好きなシニアです。 特にミステリーが好き。

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犯人に告ぐ 著:雫井脩介




この度、雫井脩介著作の「犯人に告ぐ」が
10月の映画公開に先駆けて 双葉社より文庫化!!
定価(税込み) 上巻630円 下巻650円

2004年週刊文春ミステリーベストテン第1位、
2005年大藪春彦賞受賞など、数々の賞に輝いた
傑作大ベストセラーが
ついに映画化。

映画「犯人に告ぐ」

「犯人に告ぐ」というタイトル
直球で胸にスパッと訴える。
それだけで読んでみたくなるしドラマチック。


若干下がり目の目じりに、耳まで隠れるウエーブヘアー
人は彼を「ヤングマン」と呼ぶ。
これが主人公、神奈川県警の警視「巻島史彦」。
まさに
刑事らしくない風貌の警視が
姿の見えない犯人を相手にテレビという媒体を介して
劇場型手法で犯人に戦いを挑む。

四十六歳の夏の日に
「ワシ」と名乗る犯人と出会う。
五歳の男児を誘拐し身代金要求をしてくる。
ころころと変わる現金の受け渡し場所
花火大会で混雑した横浜で巻島は犯人らしき人物を目撃するが
見失ってしまい取り逃がす。
かくして、男児は殺害される。
そして犯人と思われるメッセージが殺害された子供の
ズボンから発見され「ワシ」と名乗りその後姿を消す。
巻島は失脚する。

そして
6年後、またしても5〜6才の男児を狙った連続殺人事件が
ワシの事件が迷宮入りした神奈川県川崎市で発生。
「バットマン」と名乗る犯人から
ニュース番組宛に4件目の反抗直後に声明文が届く。
そこに
左遷されていた巻島が呼び戻され
「劇場型犯罪」に対抗し「劇場型捜査」の開始となる。
かくして
巻島はニュースナイトアイズに出演して
「劇場型捜査」の幕開けとなる。
そして
後半に先の「ワシ」と名乗る犯人も絡んでくる。。。。

読んでいて一番惹かれたのは
作者の人物像の作り方です。
主人公を取り巻くすべての人物が生き生きと描かれていて
一人ひとりのキャラクターがそれはそれは
見事なまでの個性を放ち魅力的。

主人公のキャラクターの確かさは勿論のことだが
ストーリーもである。
姿の見えない犯人像や
巻島の上司である課長の植草を内部の敵におき
犯人以外にもうひとつの葛藤がそこで繰り広げられていく様。

そんな中で
一番緊迫しているシーンの最中に
”花火を見ながら父が話していた。どうして花火がきれいかというと
ぱっと咲いてぱっと消えるからだ・・・桜もぱっとさいてぱっと
散るからきれいなんだ・・・昔のお侍の生き方がそうだったんだ・・”

昔家族五人で花火を見たときのの事を思い出している情景を
小説の中のコマーシャルタイム的な手法をさりげなく入れている。
なんと心憎い事か。

雫井脩介なる作家は
今後目が離せないと思ったのが正直な感想です。

読み終えてみて
気持ちはこの映画の封切りが待ち遠しい。

映画「犯人に告ぐ」

主演の豊川悦司がどのように
巻島史彦を演じるのかとても興味深いです。







不祥事 池井戸潤 著

不祥事 不祥事
池井戸 潤 (2004/08)
実業之日本社

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池井戸潤の作品は初めて読みました。

思ったら以前「BT63」を読んでいたいた、
BT63を書いた作家だったのね
なので2作品目でした。

この不祥事を読み終えて
感じたことは・・・・
とにかく小気味よいのである。
日々仕事をしていて胸の中に溜まっている
事などがすーっと消えていく
そんな感じです。

脅威の事務処理能力を持つ女子工員の
花咲舞が主人公。

いつも人の顔色を伺い威圧的な態度の上層部に対して
言いたいこともはっきりいえない
調査役の相馬健と全店の中から選りすぐりの人材で
まさに激戦を勝ち抜いたエリート・テラーの花咲舞が
トラブルを抱える支店をめぐり
臨店指導と相成った。

相馬は舞のことを「狂咲」と呼ぶ
不正を絶対に許さない考えの舞は
いざとなったら相手を張り飛ばし
歯に衣着せぬ発言力で組織に立ち向かう。
ひとりの女子工員が主人公の
痛快銀行ミステリーです。

日ごろ
職場の上司の理不尽な行動に悩まされている方に
お勧めです。
狂咲を失礼!花咲舞を自分に置き換えて
読んでみてください。
胸の内がスカッとしますから〜







一身上の都合 永井隆 著

一身上の都合 一身上の都合
永井 隆 (2007/05/24)
ソフトバンククリエイティブ

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最近
仕事を辞めていく人がなんと多いことか・・・
確かに社内で人員整理的なことも有るけれど
自発的に辞表を提出する人もかなりいるようで
毎朝朝礼で
私、この度「一身上の都合」で長年勤めてきた
社を去ることになりました。
と・・・・

人は会社を辞めていく理由は多々あると思う。
私だって毎日辞めたいと思っている
でもね
辞める動機が不純だから
私は辞めない。
いやになるほど仕事が忙しい
いやになるほど仕事の量が多い
いやになるほど色々と嫌な思いをする
いやになるほど一人で話相手もいない
仕事が多く忙しいから嫌になるほどミスもする
・・・・・
挙げたら切がない
切がないが
確かに辞めてしまえば楽になるし
嫌な思いもしないですむ
しかし
辞めるほどの理由とはとても思えない
なので
こんな理由では私は辞められない。

第一
辞めてどうするの
思う。

そんな折にたまたま見つけた一冊です

「一身上の都合につき」としたためるが
この文字の背景には多くの葛藤やドラマが存在する。
この本は
実際に「一身上の都合により」としたため辞表を提出した人たちの
年齢や事情によって異なるが
八人のその時、その後を取材してその後どうなったのかを
迫って書いている。

今、仕事を辞めるべきか留まるべきか
悩んでいる方のヒントになると思います。

読み終えて
やっぱり私は単なる嫌だからという理由では
決して辞めないと
改めて思ったしだいです。