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正義のミカタ 〜I’m a Ioser〜 著 本多孝好
ああ、春だねと呟く 主人公の蓮見亮太は高校を卒業後、生まれ変わり別人になりたかった。 悪夢のような高校時代を十八の春に蛹から蝶になって青空に羽ばたくのだ。。。。。
羽ばたくはずだった、 同級生達が誰も行くはずの無い大学を探し受験。 この春に 晴れていじめから解き放たれ蝶となって自由に羽ばたくと 希望に胸を膨らませて大学に入学した。
「よう、蓮見じゃねか」
幻覚かと思った、この大学にはいるはずの無い こと有ろうか一番会いたくない散々自分をいじめ痛めつけて いた同級生の畠田がいた。 そして毎日2千円をよこせと。
悪夢の続きが再会された。。。
そんな矢先 桐生友一ことトモイチに 「俺なら500円でいいぞ」と声をかけられ救われる。 そして、トモイチに連れられ 大学のサークルに推薦でしか入部できない ”正義の味方研究会”に入部する事になる。
この辺りから 読読み進めていくにしたがって 鳥肌が立った。 そして熱いものがじわ〜っとこみ上げてくる。 あ〜若いっていいなあ。。。と自分も若かったあの頃と この本の物語と重なってタイムスリップしたかのように 本に没頭していった。
大学に入りたての頃は 誰もが希望に燃え、これからの楽しい大学生活を 思い描いて胸を一杯に膨らませている。 だけど 夢だけでは通り過ぎていけないのが世の常 主人公の蓮見亮太は、読んでいてイライラする、 イライラするが 人がよく、要領も悪く、たいして頭も良くない。 不器用だけど、不器用なりに 亮太が成長していく様が読み手に伝わってくる。
「正義のミカタ」のタイトルをみたとき 正直青臭いタイトルじゃのう〜と思った。 正義の味方研究会と言う発想が以外で、確かにこんなサークルが 有ってもいいが普通誰が思いつく? そこが本田孝好ゆえであろう。
そして 正義は誰の心の中にもキットある。 でも、その正義は振りかざすものだろうか。。。 何が正義で、何が正義でないのか 意外なラストでのシーンはきっとどこかでお目にかかったことが 有る筈。 自分もそうした覚えがあるという人もいるのでは。
ふつふつと日頃アレコレ理不尽な思いをしたり 嫌な思いをしている人に是非読んで欲しい一冊です。
この作者が言いたい本来の正義のミカタとは、 と 読む人の心に問いかけている気さえします。
テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学
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